割り切れない計算への対処能力。

基本的に、数は割れることよりも
割れないことの方が圧倒的に多く、
算数の中堅から難関に対応するための
初めの扉は、分数の理解に
あるのだと思います。
そしてそれは、量感覚の理解にも
等しいですし、対応関係まで
考えれば、割合や割合を利用する
図形にまで発展します。

さて、「割り切れない」問題です。
小学生は、割り切れない時に
どうするか、はじめのうちは
かなり迷いが大きいですね。

とりあえず割ると言えば筆算なので、
やってみるのですが、
割り切れないとみれば
1、諦めたり、
2、勝手に四捨五入したり、
3、割る数と割られる数を逆にしてみたり、
4、かけてみたり(笑)
といった様々なことを
実践しはじめます。
意外と3や4は多いです。

割れない時は分数処理です。

一言それだけに尽きるのですが、
算数が苦手ですと、ここのところが
何度言ってもなかなか理解されず、
半年くらいトレーニングして
ようやくスッキリする、というような
イメージですね。

今年の6年生も、今になって
ようやくそこがピンとくるように
なってきたようです。
比例式は分数になることが
最近多かったですしね。

まあしかし、正しい立式も
できるようになり、普段の演習でも
おや?意外にできてるな、
といったケースも増えてきました。

この学年は結構苦労してきましたが、
おかげで来年からの数学には
そんなに手間がかからなそうです。
はっきり言って道具の増える数学は
算数よりはるかに簡単です。

しかし、今のうちにたっぷり
苦労をしておきましょう。
その分、数学は充実したものになります。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ