過去形の距離感。

中2は定期テストを終えてからは
助動詞を攻めています。

助動詞とともに学んで欲しいのは、
現在形と過去形の、単に
時制的な意味を超えた
距離感の関係です。

助動詞もそうですが、
中学生はこれから仮定法も
学びますので、過去形の
本質的な意味により
接近しなければなりません。

なぜ、couldやwould,shouldなどの
助動詞を現在の訳で処理する
ケースがあるのか?

普通は疑問に思うところを
深く掘り下げてゆきます。

単純暗記を超えたところに
言語文化論的な理解があり、
そこに文化の違いを明確に
味わいながら学ぶのが
ここら辺の単元の醍醐味です。

些細な違いについて、
どのような違いがあるのか?という
眼を常に持ちながら学ぶということの
大切さがあるのは、英語に
限った話ではありません。

概念への定義がぼやけた議論が
大学では成り立たないように、
理解しようと目の前の知と
向き合う際には、
比べる視点は必須なのです。

大雑把に、全体的にはこう、と
なまじ賢い子は曖昧な抽象化を
試みますが、実際にはそこを
どこまで突き詰められるかが
学びのそれからの深まりを
左右します。

しつこく、正しさを求める眼が
いつも必要になります。

分かったことにしない、という
ことがいつも重要です。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ