繰り返しの意義。

小学生に、牛の反芻について
教えてゆきました。
一度飲み込んだものを再度
口に戻して、よく噛んでまた
飲み込むことを反芻といいます。

「勉強も同じことです。
牛は、消化しにくいものを
より効率よく消化するために
反芻という手段をとります。
学習についても同じです。
テーマが難しく、
しかし役に立つものほど
反芻するべきです。
内容を取り出して、
再度解き直して、
意味を理解し直します。
そうすれば、以前よりより
深い理解に到達します。
そして、君たちの養分となります。
一回で消化しようとしても
できるものとできないものが
あるでしょう。
反芻しなければならないテーマを
見極めて、突き詰めましょう。」


こんな話を小学生にしたあと、
高校生の指導がありました。

繰り返し繰り返し、
しつこく学校から与えられた
パワーステージを解きまくる
高3の子は、初期はかなり
ミスが多かった文法問題に対して
正答を重ねられるようになりました。

塾にいる間は、細かく私が
視点を与えてゆきます。
正答していますが、実は
分かっていなさそうなこと、
間違っているけど分かったことにして、
根本的なことを見落としていそうなこと、
など、英文法を見る切り口を
教えてゆきます。

その視点を生かして、思考しながら
学んでからだからこそ、
ミスが明らかに減っているのでしょう。

実感として分かった、というのは、
反芻の果てにしっかりと
消化された知識が血肉に
なっているということでしょう。

kojinkai

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