離乳食の考え方の変化。

離乳食初期が、後半戦に
突入してきています。

アレルゲンとなるものにも
果敢に挑みながら、
どうやったら美味しい離乳食となるか、
調理法もかなり吟味しながら
やってきました。


しかし、離乳食中期を
迎えるにあたって、
ただ美味しく素材を
調理するだけだった段階から、
栄養学的な視点が必要に
なってくることを理解しました。


まず、三大栄養素に、
ビタミンミネラルを加えた
五大栄養素について。

生後半年を過ぎると
体内に蓄えた鉄分を使い果たし始め、
食べ物からそれらを
摂取しなければならなくなりますが、
これが不足すると、
酸素欠乏が起こり、
脳の発達に支障をきたし、
場合によっては、成人にいたるまで
その影響を受けるという
恐ろしいデータも見ました。

発達については、
声かけや遊びも含めて
色々工夫してきましたが、
ここにきて、「食」と「生活習慣」の
重要性をまざまざと
思い知らされることになろうとは。


完母とかを推進する思想派もいます。
母乳からの栄養吸収率は確かに高く、
免疫機能も母乳から得るところは
確かに多いですが、そもそも
よほど栄養バランスが整った
食事をしていないならば、
完母は効果がそれほど期待できず、
そこに離乳食の栄養バランスが
とられていない状態が重なると、
1歳段階での発達が逆に遅れるという
最新の研究データもあるようです。


今の乳児研究界隈の最新は、
母親がきちんと栄養バランスを
考えた食事をすることを前提に、
母乳ミルクの混合と、きちんとした
離乳食の栄養バランスが最善だと
説明していますし、
ミルク自体の質も大切だと
私は思っています。


大切なのは、誤った思想ではなく、科学です。
理論的に正しいと、根拠を持つ育児です。


改めて、分かったふうな口を聞かず、
きちんと中学レベル、高校レベルの
栄養学から学び直しながら、
離乳食のことについて
考えてゆこうと思っているところです。

kojinkai

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