どの数の範囲で演算可能か。

中学1年生の数学で質問が出ていました。


「以下の数式は、自然数・整数・数全体の

どの範囲で計算が可能か。」


というものでした。


a,b,cには自然数が入ります。

ア、a×b+c

イ、a×b-c

ウ、(a+b)÷c

エ、a÷b+c


この問題は抽象性がやや上がるため、

どう考えていいのか分かりにくくて

授業中もちょっと悩んだということでした。


そもそも、整数の範囲で計算できるというのは、

答えが負の数になる可能性があるもの、ということで、

数全体の範囲で計算できるというのは、

答えが分数になる可能性があるもの、ということです。


そういう意味で、

アは絶対自然数にしかならないですし、

イは引き算が入るので負の数になり得ます。

ウは割り算が入るので分数になり得ますし、

エも同様です。


スパッとそういう風に抽象的に考えられるように、

今日はトレーニングを実施していきました。



この子たちからも、「いつ塾の数学の集団型の授業は

復活するんですか?」と聞かれましたが、

期末試験が終わったあたりくらいからです。


一気に方程式を完成させ、利用の問題を行い、

夏休みには比例反比例まで終わらせるというのが

当面のスケジュールです。


今は、実力テストもあり、期末試験もすぐ後に控え、

私が授業をする余裕などはありません。

むしろ、学び落としているところ、嫌な領域はないか、

そういったところにしっかりと目を向け、

特に計算を正確にできるように、

それらに全力をまず注いでくださいね。

それが終わったら、久々に一緒に数学をしましょう。



また、そもそもが、渡している問題集がちゃんと

全部解けるようになるということが塾の目標でもあり、

まだ空いているページがあるうちは授業はしません。


まずはしっかり力を溜めていくようにしてくださいね。

kojinkai

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