次数下げのテクニック。

次数下げ、というのは、数学を学ぶ中でも
特に数学っぽいテクニックの
一つかな、と思います。

真面目さを廃し、技術を駆使して
代入の操作をとんでもなく
楽にしてゆきます。

新高1は、今日はこの内容を
扱いました。

高校2年では、割り算の筆算を
駆使してもっと楽に次数下げを
実現しますが、その方法も
伝授しました。
簡単な方法なので、
別に出し惜しむ必要も
ありませんしね。

その後は、展開や因数分解の
鬼ラッシュです。

根本的に、計算が甘い、
できていとしても方法が緩い、
となると、不自由なんですよね。

問題を見た時に、すぐに
パターンを構築する頭ができるように、
初期の計算トレーニングを
「添削してあげる」ことは
とても大切だと思います。

プロセスは具に見ます。
別解に近い優れたプロセスなら
評価しますが、ただぶっこんで
めんどくさく式が冗長に
なっているようなら
指導をしてゆきます。

解ければいい、という考え方も
ありますが、高校数学は、
エレガンスも必要ですし、
なにより、その方法が
上の学年に上がった時の
数学を助けてゆく側面もあるので、
生真面目な数学よりも、
エレガンス溢れる数学、
深い理解による、初見問題への
対応力の両面を整えて、
高次な数学力の礎となります。

基本的に高校生で数学が苦手な子は
めちゃくちゃ不器用ですし、
根本的なことを分かっていない
ことが大半です。

美しさを理解するということは、
数学を愛するということに通じます。

今は高校の課題も色々あって
忙しいかもしれませんが、
まあ忙しいうちには入らないので、
数学にはまってほしいですね。
いつも眺めて、ウキウキして欲しい。

これから、自分は進学して
一番の実力を身につけるんだと
気合いを蓄えて欲しいんです。

暇ならカフェにいってもいい、
その時に、ニューレジェンドを
さらっと手にして、30分ないし
1時間くらい、本気でそれを
自分のものにしようと
読書してもいいです。

触れた時間が、そのまま
血肉になります。
美しいものには触れ続けた
方がいいし、身につけようと
本気で血走る時間を設けた方がいい。

と、思います。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ