「67個の飴があります。8人で同じ数ずつ分けると19個余りました。
飴は何個ずつ分けたでしょうか。」
今日の5年生の初回の授業での最初の例題でした。
レベルは、3年生〜4年生くらいのレベルでしたが、
これについてどう解くか?ということは、
”余り”がどう見えているか、ということと
繋がってくる重要な点になります。
この問題について、いきなり67÷8とか
書いて考えようとする子もおります。
その場合、初めから提示されている
”余り”の考え方が誤っているということです。
この場合、19個は余る=残るのですから、
67−19=48個を分けたということになります。
よって、48÷8=6(個ずつ)というのが
解答になります。
また、この後に次の問題もくっつけました。
「14個の飴を何人かで分けたら、
2個余りました。何人で分けましたか。
考えられるパターンを全て挙げましょう。」
これは、小5の2学期の約数の考え方、
特に余りが絡んでくる利用の問題へと
繋がってくる問題でもありました。
この場合は、先の例題からすぐに
14-2=12とできるのですが、その先を
生徒たちがどう考えるのか?ということが
重要でした。そしてこの問題へ接続するための
基礎は、予習シリーズの3年で学習しました。
割と早く12個を割れる人数を1,2,3,4,6,12と挙げられ、
割る数>余りという3年生、4年生の知識も踏まえて
1と2を解答から消去し、3人、4人、6人、12人という
答えを導くことができました。
予習シリーズというのは、基本的に
なるべく3年版〜4年版から丁寧に綺麗に
習得していくことによってメリットがあります。
5年生からいきなり5年版をスタートしても、
基本習得が疎かになっていると
相当時間を食ってしまったり、理解しないまま
進めてしまったりということも増えてきます。
一般的な子どもにとっての予習シリーズは、
日々に埋没してしまい、忙しさの中で
ストレスを抱えてしまうよりは、
ちゃんと分かるように基本を身につけてから
準備ある状態で臨むべきものです。
もちろん、最難関を目指しており、
悠々と予習シリーズを送れなく使いこなせるなら
当然そうやって学んでいくべきであり、
大手の進学塾へ通った方が良いでしょう。
当塾は、”予習シリーズ的な応用力”を
楽しみながら学年に準拠させて学ばせる、
そういうスタイルでやっている塾です。
その違いを正確に認識された上で、
塾選びを行われてください。
一般的なお子さんが難問に挑んでいく
面白さを十分に味わえる、そんな感じの
塾であると思っていただければ、
分かりやすいという風に思います。
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