小耳に挟んだ話ですが、附属小で
ウィンパスがなくなり、実力テストも?という
話が出ているということを、今日小6の子と
小4の親御さんから伺いました。
個人的な意見ではありますが、
ウィンパスがなくなるということは
別に良いことなのではないか?と思います。
仕組みはいつもよいと指導者が思う方向に
刷新されるべきです。
附属という学校はそもそも研究校であり、
学業だけに専念させるような学校ではありません。
学校で行われるいろんな活動に主体的に参加しながら
幅広く主体性を養い、子どものいろんな可能性を
育んでいくという目標を持った学校です。
その点において、佐賀の附属校は
やや学力に重きを置きすぎていたようにも
思っておりました。
学力によるヒエラルキーも厳然として存在し、
それは附属校の使命としてどうなのか?と
思っていた面があったことも事実です。
そして、ウィンパスの演習が忙しすぎる
学年もあったということを知っています。
大手の進学塾を併用している生徒さんは
一体どうやってこのウィンパスをクリアーしていたのか
はっきり言ってよく分かりませんし、相当
日々の負担になっていたのではないか?とすら思います。
興味関心の深い子に対して、あらゆる用意ができる、
そういう面も附属校のメリットの一つです。
興味関心が薄い生徒も演習によって鍛えていくなど、
先生の側があまりにそこに時間を割くというのは
やはりちょっとずれているようにも思いました。
もしウィンパスがなくなり、テストもなくなれば
水面下で学力格差と言われるようなものが
容易に生じてくるというのは目に見えていますが、
正直学力だけがその子の魅力を測るようなものではなく、
いつも主体的に物事を考え、実行できる、
そんな子どもを学校は育てて欲しいなというのが
私個人の願いでもありました。
本気で知識をつけたければ、すでに附属では
塾通いも一般化していますし、それでも
良いのではないかと思っています。
学校というものがどんな使命感を持っているのか?
その回答が今回の決定だとすれば、私はそれを
好ましいもののように思います。
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