本日で最終回となった記述力UP講座。
無料講座で開講をしていたので、
参加への意欲が湧きにくいご家庭も
あったように思いましたが、全日程を
しっかり参加し抜いてくれた生徒さんもおり、
それぞれに成長点があった講座だったと思いました。
さりげなく記述は50文字〜200文字程度で
書かせるような問題も揃えていましたが、
書くことに抵抗がなくなってきたのか、
むしろ字数が足りないと言う生徒すら出てきて
「君たち多く書きすぎ。
余計な具体例を削らないとスッキリしないよ。」
と言われてしまうくらい書けていました。
これだけ長い記述を書かせていると、
生徒さんの癖も露骨に見えてきます。
多くの国語が苦手な生徒さんは、
国語を難しく考え、いろんなところを
読みすぎて論理を追えていないところに
難点があったように思います。
例えば理由の記述について。
「理由はCMのあとで!」のように、
間をすっぽ抜かして何段落もあとに
理由を書くような文章はほとんどなく、
理由というのは疑問の直後で解決しようと
読者に優しい文章が書かれることが一般的です。
そうでないと読みにくいですから。
文学的文章ではそれは伏線として最後に
回収していくこともありますが、説明的な
文章においてはその点がスッキリと書かれます。
まあその点については1学期に持ち越しになるでしょう。
今回の記述講座での成果は、ある事柄に対する
具体例を豊かに書けるようになった点だと言えます。
「へーそれ分かんない。たとえば?」形式の
問題を各回用意していましたが、すぐに具体例が
想起されるようになって、読み方がうまくなりました。
さて、1学期を迎えます。
不足する技術は、1学期からの毎週の演習で
しっかりと習得していけるよう、
トレーニングに意識をしっかりと
向けてゆきましょう。
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