新小6の学年への指導です。
「みかんを子どもたちで分けます。
1人3個ずつ分けると12個あまり、
1人5個ずつ分けると6個不足します。
子どもは何人で、みかんは何個ありますか。」
このような問題を過不足算と
中学受験の問題では呼んでいます。
中学でも方程式で”過不足についての問題”という
感じで習っていくものですね。
小学生たちの中には、18÷2=9(人)
9×3+12=39(個)とかいう感じで
瞬間的に暗算してしまう子もいます。
数量イメージが苦手な子どもにはほとんどイメージが
湧かないこともありますが。
これについて補足の説明をしてみます。
3個ずつ分けるパターンと5個ずつ分けるパターンの
2つの過不足を比べると、6+12=18個分の
差が生じます。
子どもが1人なら差は5-3で2個、
2人ならば10-6で4個と、差は子ども1人あたり
2個ずつ増えていきますから、
18÷2=9という計算が成り立ちます。
まあ何にしても初期指導に図式化は必至ですが、
うちは面積図ではなく数直線で理解しています。
分配法則の確認にもつながるので、時期的にも
そのように指導することが多いです。
中学の方程式も、数直線で理解させますしね。
教えることがだんだんと少なくなってきています。
応用問題演習の時期がどんどん近づいてきているのを
感じています。まだ小6は始まってもいませんが、
実際小6の内容でつまずくということはほぼなく、
大切なのは小学5年生までの内容と、比の扱いです。
塾ではそのうち最も大切な小5上教材を重点的に
新学期からもあつかってゆき、大体何でも
考えられるように準備を行ってゆきます。
初見問題でも楽しく解ける次元にあれば、
応用問題が多少出てきても積極的に
取り組むことができるでしょう。
楽しんでゆきましょう。
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