今日は、地理の総合テストの解説授業を
実施いたしました。
特に選択肢問題が凶悪なものが多かったので、
復習をしやすいように、説明を補充する意図もありました。
根釧台地に関する出題について、
以下のような問題がありました。
北海道東部の根釧台地においては、ある理由から畑作が行いにくくなっています。その理由として誤っているものを選び、記号で答えましょう。また、すべてあっている場合はオと答えましょう。
ア、根釧台地は、火山灰地であり、作物を育てるための地力が低い。
イ、根釧台地は、夏場に湿った空気がもたらす濃霧により、日照時間が短くなっている。
ウ、根釧台地もやませの影響を受け、農作物に冷害をもたらす。
エ、根釧台地には流れる川がなく、作物を育てるのに十分な水を得られない。
「川がないわけないじゃん」
って笑われてしまいましたが、意外に正答率が
低かった問題の一つでもありました。
地理において問うているのは、極めて常識的な理解と
教養的な知識についてです。
大人になった時に、実際は地理というのは
かなり会話に登ってくるものであり、
中学の地理までこけきって、高校で地理に
触れなかった人のうち、旅をしない方は特に、
地理に疎く、日本の地理への理解が浅い傾向があります。
これを完璧に理解していくために、
一体何重に説明を行ってきたことか。
いっぱい資料を見せ、推論をし、
別の観点から説明をし直し、小テストで問い、
この子たちの1年間の学習は本当に
”重ねてきた”という言葉がぴったりときます。
「なぜこのレベルで6割も取れるんですか?
トップの子の8割ってやばくないですか?
小学生は一体何を指導されてきたんですか?」
そうやって問う中学生も多かったのですが、
授業を横で聞いてみると面白いな、これは・・・と
聞き入っている姿もよく見られます。
来年度は、今の指導にさらに改善を加え、
より洗練された指導を実現できるでしょう。
毎年のように私自身の指導も変化していくのが分かり、
成長していないならつまらないな・・・と
自分でも思っています。
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