汚れてきた教科書と単語帳。

成績があまり伸びない時、

生徒の教科書を見るとなぜか

新品同様のままなのです。

(時々雨に濡れたとかいう理由で

ぐちゃぐちゃになっている人も

見られますが・・・)


授業以外ではほとんど開いた形跡がなく、

多分学校準拠ワークを解いているときも

ほとんど教科書を置いて学習を

していない場合にこの傾向が見られます。


教科書とは、学び手に与えられている

思考の出発点であり、知識の起点です。

そこに自分の経験を書き落として行くことで、

本当の意味でその本はその人の”教科書”となります。



さて、今日は英語が苦手だった生徒さんの話です。

その子は教科書だけではまだ足りないと、

教科書に準拠している単語帳まで持たせています。

↑こういうやつですね。書店にも売っている

New Horizonを作成する東京書籍のものです。

何周もやってきていますので、

チェック欄も埋まってきて、

自分がどんな単語が書けてないのか、

どんな単語が分かるようになったのか、

可視化されるようになってきました。


単語は、文脈の中でどう使われていたかで

エピソードも交えて記憶していくのが普通です。

よって、単語帳を見るにしても、横についている

例文ももちろん一緒に理解していきますが、

同時に教科書の英文も思い出しながら、という

注文もつけています。


例年、中学生には単語帳は不要と思ってきていましたが、

教科書の単語の習得にかなり時間がかかっていましたので、

物理的に教科書の単語に触れる時間を増やし、

効率的に単語に触れてもらおうという狙いで、

中学2年生の英語が苦手な子たちに持たせています。


英語は、国語と同様に一度完璧にクリアーに

見えるようになってしまうと、そうそう成績が

落ちない教科ですし、新しい文法の理解も

スムーズに行くようになります。

そういう意味では、絶えず触れ続け、

ノックを続け、理解に努める時間の総量が

物理的に必要になってきます。


すでに、新しい文法が出てきたらそれが

どういう文法か分かるという次元にまで到達し、

単元ごとの学習もスムーズです。

あとは、混ざった時に対処できるかどうかです。

もうここまで行くと押し切っていかなければ

ならないでしょう。


なんとしても、という気合いも大切です。

3学期も英語にかける時間はなるベく長くし、

4月のスタートアップで変化を遂げたいものです。

今2ヶ月目ですが、流石にこのペースで教科書に

触れ続けて、半年経っても何も改善がないというのは

ないことです。それなりの理解力も持っている

子たちだと思うからです。


頑張りましょうね、中学2年生たち。

kojinkai

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