国語の長文読解をやっていると、
時折字数無制限で説明をさせる問題があるのが、
ジュニア予習シリーズの設問の特徴です。
(うちは4年生でジュニア予習シリーズを使っています)
そして、生徒たちはこの問題が大好き。
一応時間をかけようと最後にとっておいて、
文章を組み立てて説明を試みていきます。
(問)「なきそうになった」のはなぜですか?
生徒たちは各々に答えを書いていました。
そういう風に捉えていたんだなぁ、と生徒たちの
主観的な捉え方を把握していきます。
しかし、解答は主観的ではならず、客観的に
分かる範囲で答えていくというのがベースになり、
本文中に現れている表現をヒントに答えていくことになります。
まずは、「なく」ということに注目。
これは押さえきれない感情が表出した状態なので、
この「なく」はどんな感情に基づくのか分析をさせます。
今回は、”心臓がつぶれそう”という言葉から、
恐怖を感じているということが分かりました。
さらに、それがなぜなのかということを考えさせます。
状況的には、激しい雷雨に襲われているということだったので、
「激しい雷雨の中一人雨宿りをする恐怖感ゆえ。」
という感じの解答イメージになってゆきます。
あらゆる問いかけに対する記述の仕方について、
まだまだ基本的なことを小学校4年生は全ては知りません。
ですが、一つ一つの問題のタイプごとに、どういうことを
考えて書いていけばいいか、ということを毎週毎週感覚として
掴んでいき、記述が上手くなっていきています。
もっと言葉を的確に読み、的確に表現できる力を
育んでいけたらいいなと思っています。
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