小さなことに気を配る意識。

小学生と書き順の話になりました。


「この字、ずっと勘違いして書き順を

覚えていました。」


授業前の時間に漢字テストの最終確認を

行っていた生徒さんからの一言でした。


生徒が言っていたのは、かくしがまえのことです。

”かくしがまえ”ってご存知ですか?


区とか医とかの部首を言います。

区切るとか、隠すとか、そういう意味を

漢字に付与する部首になります。


生徒が言うには、臣の字は縦から書き始めますから、

区の字も縦からだと思っていたとのことでした。

確かに、馬なんかも縦から書きますし、

右側が空いている漢字は基本的に

縦画から書いていくように脳でまとめてしまうというのも

なきにしもあらずだな、と思いました。

しかし、かくしがまえは横画から書くということを

今日しっかり認識して帰ることができました。



・・・



こんなエピソードを聞いて、どう思われましたか?

そんな小さなこと、気にしなくてもいい、という方も

いらっしゃるのではないでしょうか?


しかし、そういう”小さなことを無視する習慣”の

積み重ねが、子どもの中にあり続けるとなると

ちょっと考えものではあります。


受験勉強など、難しいことをやり始める前の

学習姿勢そのものの在り方が、こういう

小さなところ随所随所に見られます。


普段から、習ったことを意識して丁寧に

真似をしながら取り組むこと。


初学者である小学生にとって必要な

学習姿勢の基本がそこにあります。

kojinkai

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