”一定量を覚える”時の方法|小6暗記

例えば、今から慣用句を100くらい覚えたいとする。

そういう時に、空欄がポンと空いている問題集相手に

延々とノートに書き殴って覚えていくのは

かなり時間の無駄。


「覚えていないものが例えば100のうち半数くらいある時、

じゃあ一回通して問題を解いて、半分にバツをつけるの?

そうやって、ああ出来なかった、って言って、

見直しもほどほどに、また次も同じ問題で間違うの?

そんな方法じゃ遅いし何度も自信失うだけじゃん。

覚えるっていうのはそういうんじゃないんだって。」


「いいかい、まず、100あったら25ずつとか20ずつとか、

覚えられそうな量に区切りなさい。そして、

答えをすぐチェックできる位置に

用意しておきなさい。で、音読でも黙読でもいいから、

一つ一つ読んで解けるかチェックをかましなさい。

チェックしていく時に、次の問題の答えが見えてしまっても

一向に構わないから、どんどん読んでチェックしなさい。

解くなら、一通り読めるようになってからだ。

何か膨大に覚えていくときは、答えがすぐにチェック

できるようにした状態で、高速で何度も反復して

アウトプットとインプットを繰り返すんだよ。

解けなかったのはチェックを入れて、

何回解けなかったのかもチェックして。

漢字だってそう。膨大にあったら、

指でさっと書いてみて、全部書けそうだ、と

思った時点で書き取りを始めるんだ。

出来ないのにいきなり解き始めるなんて、

そんな学習やってて楽しいわけないじゃん。

できるというある程度の確信が持てるまで、

覚えるっていうのは目で見て、音でアウトプットする。

あるいは指で書いてアウトプットする。

それでいいじゃん。必ずノートに解かなきゃいけないなんて

そんなルールないんだから。

全部行けると思ったら、ノートに解いて最終チェック、でいい。

”理解しよう”っていうのと、”覚えよう”っていうのは

ある程度分けて学習できるようになってほしい。

ただ、”覚えよう”の時は、スピードと回数と復習のタイミングが

命なんだよ。明日必ず復習しなよ。」


今日は、親御さんに結構叱られてきたようで、

割と凹んで塾に到着し、来たらすぐ黙々と学習を始めてましたが、

その方法にまたツッコミを入れられ、何だよ〜って

感じだったかもしれません。

しかし、もともと覚えようとしていた時間が

半分以下か1/4くらいで済む方法を獲得した喜びから、

30分で今週末の試験範囲を全問正答にしてしまい、

次の範囲の学習を進める!と張り切ってました。

方法一つで習得にかかる時間をここまで短縮できるんだ!と

ニコニコで学習していました。


まだまだ頑張ってもらいます、6年生。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ