久々の敵|中2英語

助動詞でどうしてもうまくいかないのがあって、

延々と「クソー!」と言いながら同じミスを

目の当たりにし続けている中2男子。


この子がミスるときは、必ず同じ傾向の

ミスが続くので、自分でもそれが分かってますから、

特に悔しそうに何度も同じ解説を聞かされるんです。


「またこれか・・・なんでこうなっちゃんだろう。

ちょっと待ってください。自分でまとめを

読み直して納得します。

・・・はあーーーそうかぁ、なるほど。

う〜ん・・・よしっ!」


で、また同じミスをしてしまいました。笑


ー「久々に英語でこんなに悩んでるね。珍しい。

課題は今日はこれだけだけど、追加でここの

解き直ししとくかい?」


というと、彼はこう言ったのです。


「自分で絶対なんとかしてきます。」


って。



徹底して人の手を借りたくない、と。

できれば自分の力によって解決をしたい、と。

なんか言葉の端々でそれを感じる強い

言葉を発する子で、私はそういう彼を信頼しています。

不器用ではありますが、自分がちゃんとしていたいということは

必ずもう次の段階には克服されて私の前に現れるのです。



いつも私の一歩先、二歩先をやってくる、

素直で熱心な男の子。真面目すぎるなと思うことも

時折ありますが、それも彼のいいところです。



ー「久々にやりがいある内容が見つかってよかったね。

君はこの3日間でそれをちゃんとやっつけておいで。」


そう言って、私は彼を送り出したのです。

kojinkai

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