紅人会は、中学生は基本的に理科社会の課題は生徒に
選択をしてもらっています。
最近習ったところから1単元、
復習での解き直しを2単元。
理科社会はこれで統一して課題を課します。
合計でいうと、12ページですか。
1ページ5分程度で済むので、
まとめの読み込みも含めて週あたりの
想定学習時間は90分です。
理科社会だけでですね。
教材は理科を2冊、社会を4冊。
基本と応用の教材をそれぞれ持たせています。
課題遂行状況を見ながらアドバイスを行い、
「ここはもっとちゃんと教科書を読んで。」
「君はまだ発展は早い。教科書を読んで。」
「これ、もう簡単すぎるよね。次は応用解いてみようか。」
そんな相談の中で課題を決定しています。
全生徒、決して統一した課題を出していません。
そんな中で、一人の男の子がぽつりと言いました。
「どこを演習しようかな・・・」
彼の過去の演習履歴を見ると、ミスが見当たりません。
ミスがあっても、すでに次の週で満点になっていますし、
私は彼の学習の姿をよく見て知っているのですが、
必ずどんなに時間がなくてもまとめをじっくり読み、
確認をした上で解いているのです。
小6の時から、”演習ものは一冊に集約して
ミスを直接確認できるようにすること”を義務付け、
今も英語以外の演習はすべて一冊に収め(英語はまだ4線です)、
課題決定の際にどこを復習するかという
参考に使っているのです。
タイトル、ページ数、問題番号もしっかり
書いて参照のしやすさもバッチリです。
過去の演習データがそろっている。
自分の習得できていないポイントを見つめる。
その上で課題を決定する。
まとめをしっかり読み込む。
完璧に遂行する。
彼は毎週静かに週末塾にやってきては、
一人自習を行っています。学校の課題があるから
週末に時間を決めて来ているのでしょう。
しかし、復習の時間は週あたり3時間程度です。
そんなに様々なことに時間がかかっていません。
とにかく忙しいから効率的に分析的にやろうという
意識がしっかりとある生徒さんです。
今回は、数学の必答方程式文章題(塾独自作成)の
総合テストを行うという課題が出題され、
そこにはグリグリと赤チェックが早速
入れられていました。
やるぞ〜!って感じで帰って行きました。
「君の素直はきっと将来の君を助ける。」
彼に小6の時に贈った言葉です。
まさにそのままに彼はまっすぐであり、
彼こそ中学生のエースと言える学習の姿を
体現してくれているように思います。
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