プラスチック。

 中学1年生とプラスチックについて、クイズなどをしながら認識の度合いのチェックをしました。

 

 教科書や問題集で主に書かれているのは、以下の五つです。

 

 ポリエチレン

 ポリスチレン



 ポリ塩化ビニル

 

 多分、化学の分野に進んでスタートアップでよく分かんないってなるのはこの部分ではないでしょうか。だいたい、プラスチック技術は中学生には複雑でほとんど理解不可能です。だから、覚えさせられても結局何なんだこれっていう疑問が拭えず、結果的に覚えてみたけど、何の役に立っているのか全くもって疑問だという声も多いのが実情です。技術者的には面白みが絶えない内容だとは思いますが・・

 

 日本は石油化学を駆使して様々な商品を生み出し、生活の中で活用させています。この単元を扱うのは、理科だけではなくもっと社会においても関連させて学んでいきたいものです。だから、中2の理科や社会の中で改めてプラスチックを紹介していけば、理解はできなくても価値は分かるという感じになるとは思うのですが、中1のこの段階においてはやや浮いた存在になっている感は拭えません。

 

 プラスチックね・・・興味関心を広げるためには、ある程度の授業数が必要だと思いますが、そこへさける授業時間は少ないでしょう。なんとか浮いた内容にならないように、興味を持ってもらえるよう仕向けられたらいいのですが、生徒たちにとっても知識の準備が乏しいゆえ、出てきたものは全部覚えなければいけないものだ・・・と思ってしまいがちになりますから、その点で難しいですね。試験で評価するというのはこういう先々にとても広がりのある内容であればあるほど難儀なものです。

 

 わからん、知らんと思われ、ただ覚えたらいいんでしょと言われたらおしまいですから・・

 


kojinkai

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