スピードが上がる喜び。

 小4の暗算力を鍛え上げるトレーニングも2週目に入りました。2桁×1桁を徹底的に。本日から、ランダム問題に入りました。

 

 先週、「私ってそんなに計算速くないのかな・・・」と凹みかけていた女の子。本日はほとんどトップであり、しかも正確さを維持していました。この1週間でこんなに速くなるなんて・・・というくらいの速さでした。成長スピードがぶっ壊れだな・・・と、正直度肝を抜かされました。

 

「コツをつかんだら簡単!」

 

 コツを掴むっていうはっきりとした感覚を掴めているというメタ認知って、すごく大切な要素の一つですから、そういう言葉が出てくるのも嬉しかったのです。

 

 一年前の11月にも、この女の子には計算の方法を伝授した記憶があります。確か、引き算の筆算のスピードを上げるための方法の一つだったと思います。すっごく素直なので、あらゆる方法を私の方法で試してみてくれ、自分のものにしていきます。

 

 「できると思う人は、目標値は1分以内に20問。先生は大体50秒くらいだから、50秒以内に解けたら、塾内で一番計算が速い人になれるよ。」

 

 さて、このスピードで解くためには、下記のような条件が必須です。

 

1 十の位が1の掛け算は、ほとんど覚えてしまうこと

2 33×いくつのようなぞろ目の掛け算の法則性に気づくこと

3 分配法則を駆使して解くこと

などなど・・・

 

 生徒たちは、物理的な量を前に、どうやってそこを紐解いていけるのか見ものです。ただの計算といえども攻略法があります。同じようなことを繰り返していても、今以上は望めません。いかにしてそこに気づいていくのか、ヒントを出しながらあと数週間は楽しんでもらうことにしていく予定です。

 

 掛け算が終わったら、今度は一桁で割るわり算の高速化に努めていきます。生徒たちはそれも楽しみにしてくれているようでした。これらはすべて、5年生の授業に向けた布石です。計算が遅いと、授業進行が遅くなります。塾の授業を受けるという時に、ある程度の計算スピードを持っているということは、時間を有効に使っていくために重要な要素の一つなのです。

 


kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ