教科書の細かい分析を改めてスタートして三日。中1のUnit7まで、生徒たちのスラッシュリーディングのプリントと、和訳・英作文のプリントを作成し終わりました。中1は来週から運用スタートです。
中高生の時、自分は英語はほとんどワークをしてきませんでしたが、ずっと得意でいました。だから、学校で予習を指示され、授業を聞いているにも関わらず、なぜこんなに知識が抜けているのか分からずにワークを繰り返し解いてもらっていましたが、自分で教科書を元にプリントを作成していく中で、実際生徒たちはほとんど文法を教科書を読んだ段階で理解していないかもしれない、という結論に至りました。
教科書はよくできていて、前Unitまでの文法事項もふんだんに復習として組み込んだ文章を題材としています。だから、本当に分かっていれば、何度も何度も繰り返されているなぁという感覚に至りますし、学び進めるたびに理解が深まっていくように、よく練られています。単語だって、10回も20回も書かなくても、予習段階でしっかり考えられていればほとんど時間をかけずに覚えていけますし、それを今の中3で居残り指導を頑張っている生徒が証明してくれています。彼はスペリングがめちゃくちゃ苦手でしたが、たった予習を丁寧にするだけで、自然に単語の意味を理解し、スペリングもできるようになってきたのです。
だから、来年度の中1の学年は試験的に教科書のみを授業内容として扱い、課題は準拠ワークを行うという流れにしようかな・・と。複雑な文法とか知識を要する内容は中3にすべて流していっても十分間に合いますし、それよりも目下教科書を自力で予習できていないかもしれないという疑惑が確信に変わりつつある今、やるべきことはほとんど決まりました。
レベルが高ければもちろん文法指導に徹しますが、私は全生徒を見渡して、英語がスペシャルなレベルでできる生徒を見たことがありません。まずはしっぽりと、当たり前のことをやろうかな、と。
まずは自力で予習できるようになるための準備指導をしっかり行います・・・。
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