中２N君、調子よし。

　昨年までは人手がなければ何も理解できずに過ごしていた中２のN君。課題忘れも多く、指導中にはウトウトし、本当にどうしようか・・・と悩んでいた生徒の一人でした。彼の変化は、今年４月に同じサッカースクールの先輩が入塾し、一緒の時間に学び始めたことでした。

 

　最近の彼の口ぶりは実にスマートです。

 

　「勉強は、しっかりやればできます。」

　「学校の授業を聞いてすぐに復習すれば、できます。」

　「テスト前は、これまでやってきたことを詰めるだけです。」

　「数学は、授業中にスルスル頭に入ってくるので楽勝です。」

　「最近苦手だと思う教科がなくなりました。やればできます。」

　「勉強は楽しいです。調子がいい。」

 

　友人が何か出来ないところがあると、すぐに”しっかり読めばできる”と言います。この、”しっかり読む”が、しっかりと彼自身にとっての自信とモチベーションになっているということがすぐに見て取れます。

 

　賢さがにじみ出るようになってきました。彼、ほとんど予習も復習も今は独学でやっていますが、常に自信を持っていることが分かります。もう一人でも勉強できると思いますけど、今は定期的に通って復習のタイミングを無理やり作っている方がいいということで、そういう時間を選択して通ってくれています。

 

　５月くらいからすでに片鱗は見え始めていましたが、長期休暇を経てなお衰えず、実際成績は過去最高を連続更新し続けています。驚くべきは彼の先輩ですね。隣で勉強をしているだけで後輩に緊張感をもたらし、たった数ヶ月で彼を変えたのは、多分この先輩なのです。この先輩自体も成績を上昇させ続けている一人であり、週２回しかないサッカースクールの休みの日に通塾して、短い時間を効率的に使って成績を伸ばしています。意志を強く持ち、目的意識を持っていなければ難しいことでしょう。