読書感想文。市の特選へ。

 よく考える生徒がいます。何事も計画的に行い、一定の結果をしっかりと常に出します。誰かがきっちりやっていなければ叱りつけることもありますが、それは誰かが完璧に常にこなしているからこそ効果を発揮します。集団をコントロールするというのには、絶対的な賛同者とその努力に伴う実力をつけた者が必要です。

 その次元の高さが、集団としての力だと言えます。誰か一人がすごくても意味がないのです。よく練られている集団というのは気持ち悪いという見方もできますが、しかし、わざわざ何らかの集団に属しようという時に真っ先に考える必要があるのは、それがどんな集団であるかということであり、その集団に属してどう変化したいか、ということだと思います。集団は、優れた頭脳が引っ張るのではありません。有り余る素直と努力と結果が引っ張るのです。私はそういう価値観ですから、私はその子を最も寵愛し続けているのであり、この集団の”根拠”だとすら思っています。

 

 毎週の作文課題。もう1冊目が終わろうとしていますが、常にどの生徒より練られており、時間がかけられており、丁寧にこなされていることが見て取れます。今回の感想文も、夏休み受験のための勉強でほとんど時間が取れない中でギリギリまで考え抜いて、夏休みの最終日直前に電話で最終の詰めの相談を受けながら完成させた作文でした。

 

 私の小学生の頃の作文を見てその子のものと比べると、恥ずかしくてとても見せられないレベルです。作文を見ていると、いつも小学生の時に戻って書き直したい・・・と思います。

 


kojinkai

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