小学生の自学ノートの話題。

 今日、小5と小6がいたから、自学ノート何やってる?っていう話になりました。小6の子の自学ノートは完璧の極みで、同学年では桁違いの完成度を誇っているように見えた。ここまで抽象化され、順序立てた説明で、スッキリまとまっている自学ノートを作れるのは、この子の積み上げてきた力の結晶のようなものであると感じました。

 

 一方、小5の子は・・・「イラストを描いている」。一瞬耳を疑ったが、彼女は確かにそう私に伝えました。「いつも同じ絵」。それで大丈夫なの?と私が問えば、「いつも同じ絵を、別の角度から描いている。」と、そう私に伝えました。

 

 は〜・・・・・なるほどね・・・・・。

 

 小学生の自学ノートっていうと、なんか学校のまとめを上手にできていたら褒められるとか、評価されるとか、そういう節はあるけど、この切り口は予想だにしなかったな・・・と感心すら覚えました。この子は簡単に言うけれど、同じ絵を別の角度から何度も書くって、彼女は頭の中にあるものを想像して描く子だから、具体物を見ながら描くなんて言うことはしません。頭の中にある絵を、視点を置き換えて描いているのです。普通の空間認知ではありえません。

 

 小学生の自学ノート、いろんな形があるのだな・・・と思いました。というより、よく”イラストを別の角度から何度も描く”みたいな視点にたどり着いたな・・・と。学問の面でも、学校での出来事の報告も、何一つ普通と同じ報告がなく、常に新しいその子は独特な存在だと一目置くようになりました。

 


kojinkai

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