俺は、私は超えていく。

　新しい子が体験に来てから、とある男の子と女の子の焦りがすごいのです。

 

　男の子は言いました。

「先生、俺は絶対に今の自分を超えられたくないんです。土曜日の授業、もっとペースアップしてください。宿題はどれだけ出してもやって来ます。追いつかれたくないんです。お願いします。」

 

　女の子は言いました。

「絶対負けたくない！この子が全部都道府県かけるなら、私は全部漢字で都道府県書きます。少しでも私の方が上でありたい！」

 

　ほほう〜〜〜。初めて見せる感じだね。４年講座が始まってしばらくこの二人はトップ２だったから、１学期の間は結構余裕があったみたいだけど、２学期に入ってから、赤松の子が漢字の満点記録を更新し続けたり、勧興の子が都道府県のテストを満点にしたり、勧興・赤松の子が続いて漢字テストを満点にしたりと、徐々に日常学習をしっかりと行う習慣がついてきてからと言うもの、これまで少し手を抜いても大丈夫だった全てのことが、何一つ手を抜けなくなって来ている、そうでないと自分の安心できるポジションを守ることができなくなって来ている、そんなふうに見受けられました。

 

　ここにさらに来年度講習のみで通っているAさんが入って来て、何かすごい化学変化が起きて行きそうな予感がしています。