難関受験対策の後は、小5の授業。「時間過ぎちゃったね、休憩とる?それとも先進める?」というと、必ず「休憩は要らない」と言います。やろうって言って、授業やり続ければ、3時間でも4時間でもきっとやり続ける思考の体力を持っています。
親御さんからは、「特奨でないなら通わせられない」と今は言われていて、それがどんなレベルかもわかっているようで、「そんな程度じゃダメでしょ。」って私に毎週言われながら、”何か”を考えているようです。
私がこの子を信頼している理由は、1学期のファイナルテストにあります。この子のファイナルテスト初回の対策は散々な結果でした。「勉強してきてこれ?やってないんじゃないの?本当にやってこの点なら、高い目標掲げるのやめたら?ラストチャンスあげるから、もっかい対策しといで。」ファイナルテストは、私の持てる力を結晶し、難関受験クラスの難問を積み上げた挑戦状でした。2回目のテスト、彼女は満点を獲得しました。相当やり込んで、それを実現したのです。気持ちの強さ、瞬発力は本物で、これをどのタイミングで発揮させると一番いい感じで受験を迎えられるか、そればかりを私は考え続けてきました。
この子が燃えるきっかけは他にもありました。この子が第一志望にしている学校の過去問を上級生に解かせましたが、トップの子の得点率は8割5分。圧倒的に合格ラインにいるのでした。その話をすると、「え、そんなすごかったの?あの人?」みたいな顔をしていて、そもそも自分の塾では自分が一番できると思っていたことだと思いますが、先輩が堂々たる背中を見せてくれることによって、後輩がさらにそれを超えようと努力をしているのでした。
久々に結構高いレベルを目指す生徒がいるので、私も結構熱が入った指導を行っています。休憩は、取らせますけどね・・・。笑
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