ちらっと見える兆し。

 先日、久しぶりに現中2の生徒たちの小学生の頃の模試の結果を参照することがありました。や〜なかなか口では説明しにくいことなのですが、”理科10点(100点中)”ということもあったんだなぁ・・・と。笑 学校準拠テストでそれはかなり絶望的と言え、あの当時この模試の結果を親御さんに見せられずに悩んだことも思い出しました。

 そんな10点取った子が、今一番得意な教科は”理科”なんですよ。驚きでしょう?彼は小学生の時、理科は点数は取れなかったけど、好きだってずっと言ってたんです。中学に入ってからよく問題集に取り組むようになり、あるタイミングでポンと結果が出始め、今は常に8割以上得点し、もうすぐ9割という段階まで成績を向上させてきました。

 他にも、国語の偏差値が46だった子が、学力推移調査では9割越えだったり、数学の偏差値が43だった子が、中学の数学のテストで9割や満点を取ったり・・・それは他の教科についても言えました。

 

 小学校時代の偏差値は一過性のものです。特に小学生時代にやや幼く、自分を客観視できなかったり、自分の学習へのメタ認知が弱かったりした子は、中学で急に伸びるようになるケースもあります。好きだという気持ちが失われてしまえば、伸びるものもなかなか伸びなくなりますし、一回嫌いだって心底思ってしまうと修正がなかなか難しいものです。

 

 逆に、好きだと言い続けて、具体的な努力もしっかり行えた子は、伸び方がちょっと変わってて本当に謎です。「やったらできるやん?」みたいに思って、本当に片っ端からなんでもできるようにしていく様は、実に脅威そのものだと感じます。。。

 


kojinkai

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