積み上げた力。

 中3の生徒にリーサル・ウエポンを渡してから、2週間が経過しました。 


 最も努力している生徒は、2週間にして既に3周目。展開?できませんでした。平方根?√2+√3=√5でした。その状況で、学校のテストもほとんど計算で壊滅して、数学は順位も最下位付近を走ってましたが、ここにきて努力の積み上げによって、前回のセミナーも計算は全問正解。学力推移調査ではボロボロで1問しか合ってませんでしたが、計算全問正解などこの子の口から聞こうとは・・・勘違いしちゃいけないのは、彼は計算以外はできるということです。連立方程式も立式まではできてますし、図形も証明もできます。ただただ、計算が・・・できなかったのです。しょっぱなから代入しまくる関数なんて、最初の式を書いてぼーっとしてることもありましたからね・・・。

 

 「数学すげーわかる。超楽しい。学校の問題集もほら!こんなに出来てますよ!1問だけ分からなかったので教えてくださーい!」

 

 元気な男です・・・。9月末には、勉強ができないと泣き、何からやっていいか分からないと相談してきて、それが今や、「国社はめっちゃやり込んだから満点決める。数学は今の範囲なら8割以上は取れる。理科は昨日めっちゃやって極めた。今回作成する先生の試験は難しいから、しっかりやり直しをするとして、あとは英語か・・冬が勝負だな・・・。」

 

 とか、実に計画的な思考を持つようになりました。綺麗に積み上げている時って、次に積み上げるものを自然とイメージしていけるものです。幼児が積み木に興じる時のようにね。そうすると、自然と高く積み上げられていることに気づきます。だから、勉強は断続的にやるよりも、一気に継続してやっていく方が楽しいのです。たまに頑張って、たまにやらない勉強をしているのは、実は真面目すぎるタイプに多いです。ちゃんと理由つけて休もうとするからね・・。

 


kojinkai

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