今年最後の幼稚園児との時間。

 今日はワーク指導の年内の最終日でした。今年の年長さんも、小学生を目前に随分成長したな〜と微笑ましく見守っています。

 

 今回は、クリスマス会を経ての変化について。先日、幼稚園のクリスマス会を見に行きました。1時間以上に及ぶ演技は、毎年圧巻の一言です。一人一人役割分担を心得、それぞれに役を全うする姿に感動もひとしお。しかし、変化はそれに止まりませんでした。

 

 1点目に、旧来とは違う友人とのコミュニケーションがより成立しているということ。それまであまり話したことのない子とも話をする姿がより多く見られるようになり、会話の幅が広がっているように思いました。

 2点目に、子どもたちの使う言葉のボキャブラリーが増えるとともに、表情が豊かになったということ。以前は言葉と表情が別々のものであり、言葉を発していても表情が上手く伴っていないことも多く、自己表現が上手くできない子もいましたが、クリスマス会を経てとても表情が豊かになりました。

 「こ〜〜んなに●●だったんだよ!」って、体いっぱい、表情も満面の笑みで、表現を広げてくれながら説明をしてくれる子が増えたのは、間違いなくクリスマス会の前後のことです。幼稚園で練られた企画の賜物だと思いました。

 

 今年度、この子たちと関わるのも、あと7回か8回と言ったところでしょうか。毎年思うのですが、卒園式にこれほど顔を出したいと思ったのは初めてかもしれません。”思い出のアルバム”で涙ぐんでしまうのは一種のノスタルジーでもありますが、何よりこの子たちの短くも濃密な数年を想像することに、感動を覚えているのです。

 

 私は、幼稚園生から高校生まで、勉強という面で一挙に一人で指導をさせていただいている幸運の持ち主ですし、感謝しても仕切れないくらいです。こんな塾講師は一体何人存在しているでしょうか。その連続性を具体的に経験しながら、私の全ての指導は成り立っています。

 

 


kojinkai

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