４年生が遊びを断って家でやっていたこと。

　「先生〜！今日学校１１時に終わったんですよ！それで、友だちから遊ぼうって電話があったんですけど、雨降ってたし気分じゃなかったので、断って塾の社会のテキストをずっと読んでたんです！そうしたら、暇だったからこっちのコースではやってなくて、〇〇ちゃんがやってるコースの方の授業の単元も気になって、ずっと読んでたら面白いことがいっぱい書いてあって、私の授業でも習った知識を使って考えられることがいっぱいあって、何か楽しくなっちゃって、マーカー引いたりしながらずっと読んじゃいました！」

 

　変わってるな〜と思いました。この子は、実際のところはできない自分というのが嫌で、宿題を解いていても分からないところがあるのが嫌で、宿題で分からないところだらけになってしまうと、それを私に見せるのが嫌で休んでしまうくらいの潔癖です。宿題の出し方を考えてあげないとな・・・と思う反面、こういった意欲的な姿も見られ、”よく見られたい”という気持ちもありながら、素直に質問をしてくれる姿がなんとも健気で子どもらしいです。

 

　この子はハナっから成穎中に通いたいという気持ちを私に表明していまして、実力的にはまず合格に値する力を備えるでしょうから、成穎中の先生方には、「またこの塾から変わった子が来た。笑」っていう感じになると思うのですが、特にうちの塾は成穎中志望の子が1/3を占めていますので、できれば面白い感じで、愛されるタイプの子どもを送り出して、先生たちにも可愛がってもらいながら実力をつけてもらいたいと思っています。