新小6を意識して。

 受験はまだ落ち着きませんが、新小6の完成度もかなり高くなってきました。テストへの意識もかなり高くなり、

 「家でやっていましたが、結構難しくて、車の中でもテキストを見直してきました。」

 こんな言葉を聞けるようになってきて、意識が高くなってきたことを実感します。また、来週の木曜日にまたテストが実施されますが、

 「今日家に帰ったらすぐに対策する!」

と、めちゃくちゃ気合い入っている様子の子も。

 

 授業をしていてお互いに楽しい、っていう状況を作り出すには、指導者側にも生徒側にも等しく努力がいるものだというのが私の主張で、受け身の感覚が面白いわけがないと思っているのです。私は生徒がテキストから拾ってきた知識を、しっかり磨いてあげるのが仕事だと認識しています。

 

 教えられる前に、”知ってるし!”って偉そうに言ってみせて欲しいんです。その偉そうな鼻をさすってさらに伸ばしたり、その鼻をおるほどの驚きを与えたり、彼ら彼女らが自分で勉強をある程度してきてくれるという信頼があれば、こんな関係だって築けるのです。

 

 さりげなく、4年生から通い続ける生徒のテキストには、私の授業中に話したちょっとした余談のうち、役に立ちそうなことが次々とメモされるように変化したということも知っています。本当に最近の出来事でした。隣に座る子は、それを見て同じようにメモを取るようになりました。私はそれを褒めたりはしませんが、自然とそういう状況を作り出せるに至ったことについて、今のスタイルは結構うちにくる生徒のタイプにハマっているんだろうと思っています。

 

 この学年は、教えたことを教えた通りに、なんていうことはほとんど考えていません。自分で勉強してきた成果についていつも議論できる環境を用意して、定点観測をしながら成長を見守るというスタンスを貫きたいと思っています。

 


kojinkai

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