中1には国語の授業をする。

 中学1年生たちは、学年末対策、本当に頑張りました。反省、後悔、いろいろあったと思いますが、どうあれまずは狙った学習を実行し、狙った結果が出せたということを評価しましょう。そして、おろそかになっていたものにどう時間をかければ総合的に得点が可能になっていくのかを考えましょう。

 

 しかし、意欲がかなり再燃しているのが分かり、個人的には今回の結果はもっと出したかったのですが、生徒たちの気持ちの仕上がり具合にはかなり満足しています。自ら点数についていろいろ報告してくれ、これまで点数を隠しがちであった子も積極的に自分の点数を言ってくれました。

 

 ひとしきり、4科の指示を出し終わったところで、彼らは自宅でかなりの対策を計画しているということで、授業に空白が生まれました。ようやく、です。これまで授業でなんとかしようとしていた子たちが、自宅学習によってなんとかするという視点が身に付いてきて、水曜日の40分程度がぽっかり。

 

 その時間、私は持てる国語の指導能力を子どもたちに注ぐべく、記述能力向上の特訓講座を開講する運びになりました。教材は、今小学5年生が使用している「実力アップ問題集」。これがかなり良いのです。古文や漢文はこの教材では学べませんが、記述能力を鍛え、選択肢能力を鍛えるという面で、この問題集はうってつけです。その辺の中学生用の教材より難しいですし、記述も長いのです。逆に中学向けで長い記述となると、文章難易度が同時に高くなって技術が学べません。記述の技術指導には、小学生向けの難関問題集はいろいろバランスがいいのです。実は昨年の中3の記述指導にも、小学生向けの教材を使った経緯があります。

 なんども言いますが、解答の質はさほど高くはなく、指導者の理解と能力がかなり必要になる教材でもあるため、使う人を選ぶ問題集です。しかし、設問の質は良いのです。

 

 「次回実力テストにおいては、全員225点以上!9割!」

 

 これをテーマに全体指導を実施しています。あと10点とか15点そこら。しかし、9割の壁は厚く、全員で!達成するっていうのはかなりのハードルです。力を貯めましょう。なんかご褒美でも用意したほうがいいかな。それとも、要らないかな?

 

 今日は、試しで読解を解きましたが、呼吸音だけが響き、極端に集中力が高まっていることがよく読み取れる時間でした。私の国語指導が全教科に良い作用を及ぼすことを信じ、彼らの土台を鍛え上げてみせましょう。

 


kojinkai

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