人間関係と、関心と。

暗記をすると一口に言っても、
個々に効率が異なることがありますが、
それにはさまざまな要因があります。

方法の問題が一つ挙げられます。
事細かにしつこく復習をし続ければ、
必ず自分のものになりますし、
付随した事柄について調べてみれば
知識は深まってゆきます。

しかし、より重大なのは、
興味関心の問題です。

人は、関心のない事柄を頭に
残さない性質があり、
同じ言葉を聞いたとしても
受け取り手の関心の持ち方により
記憶の残り方も違うというのは
よく知られていることです。

つまり、同じ授業を受けても
興味ないと思って聞いている子と、
これは面白い!と思って
聞いている子では、
パフォーマンスがまったく
違ってくるということです。

だから、指導者はどのようにしたら
関心を高めることができるか?と
躍起になって考えますし、
集団指導下では特に、
その点が重要視されると
私は確信しています。

少なくとも、この人はなんか
脳内を刺激する何かを
発信している、と思わせる、
そのような内容、ストーリーが
必要になります。

お互いの信頼関係も
かなり重要になります。

昨年はコロナの影響もあり、
夏合宿を自粛しましたが、
正直これはかなりの
痛手だったように思いました。

これまであまり何も考えずに
私が面白いと思うことに
付き合ってもらえたらと思って
好きなように夏合宿のテーマを
決めてきたところがあります。しかし
それがきっかけで学年の関係性が
深まっていったり、私に気軽に
分からないことを質問したり、
フランクに日常の話をしたり、
できるようになる子が増えました。

学習塾において、夏合宿とかいう
イベントは、成績に影響を与えないと
思い込んでいましたが、
うちみたいなスタイルの塾には
実は結構意味のあるイベントだったのかなと
今となっては思います。
本当学校関係なく仲良く
なりますからね。

今年は夏合宿をやるかはまだ
微妙な線ですが、少なくとも
日帰りの修学旅行くらいは
やってもいいかなと思っています。

あるいは、スポーツ大会くらいの
ことはやってもいいのかな?と。

何かアイスブレイクできるような、
関係性を再構築できるような、
そんな機会があって、
そして、仲良くなって、
改めてみんなで頑張ろうというような
雰囲気を強くできたらいいなと
思っている次第です。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ