突破力と学習時間。

高2の子とベクトルについて
話をしていました。

ベクトルが苦手、と言う場合は、
基本的な理解や認識が欠けてて、
手持ちの道具でゴリ押せない、
突破力が弱いケースが多いです。

t:1-tの比率のやつなんかも、
なぜいきなりこれが出てくんの?と
考えもせずに、とりあえずこれはこういう
比でおいとくもんなんだ、なんて
曖昧な感じでやってるケースが
大多数なんです。
見てきた子のほとんどが、
この比の意味が分かってなかったのを
覚えています。

勉強に対してかける時間が
短すぎます。なぜそうなるのか?と
思案する時間が短すぎます。

解ければいいなんていう次元で
なんとなくやろうとする子が
圧倒的多数だからこそ、
応用力が足りずに二次試験への
対応力が欠けてしまいます。

はっきり、今の高校生は
全体的に学習量それ自体が
足りておらず、深く思案する
時間に欠けています。

教えてることのほとんどは、
教科書に書いてありますからね。

げっそりの状態で来いとは
言いませんが、私は少なくとも
自分の勉強だけでも徹夜ばかりで
とても塾に行こうなどと思うほど
余力はありませんでした。
むしろ、周りが通っているなら
自分はその人たちを必ず
超えようと思っていました。

目の下にクマを作る時期も
ありましたし、頭痛が止まらない日も
もちろんありました。

高校生は、自分の指針が定まったら
別にその時点で塾を辞めても
全く構わないと思っています。
そんなことしてる暇ないほど
毎日自分と向き合う激情があってこそ
限界を突破できるものですから。
人生はドラマティックなものです。
変化を求める人にとっては、ですが。

当然週末にアドバイスを
受けにくるくらいの使い方も
結構だと思います。

しかし、その通うための10分でも
20分でも惜しいというくらいの
学習習慣を作れたならば
それが最善だと思います。
切羽詰まっていない、
緊張感のない人には心配もあります。
もう、君たちには私と対等になれるくらいの
力をつける準備とポテンシャルが
あるのですから、もう
受け身である必要など
一ミリもないですからね。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ