中1方程式総合テスト。


中1の方程式立式能力がインフレしているので、

既存の与えている問題集では歯ごたえがなさすぎて、

結局私が全て作成してテストを実施しました。

 

最初の10問は初級(公立中レベル)。

次の5問は中級(全国中堅私立レベル)。

最後の5問は難関(全国難関私立レベル)。

 

これを意識したテストを作成しました。

面白い問題を探し、過去問をリライトしたものもありましたが・・

 

この学年の数学好きがすごくよく分かりました。

テストが終わってからすぐ丸付けに移らずに

わざと休憩をとりましたが、お互いの解答を見合わせて

「これがこうだから、あれがああだから・・・」と

様々に議論をしていました。

お互いを同レベルか、それ以上かと思っている

良いライバル関係にある子たちなので、

いいメンバーに恵まれたな、と思います。

 

 

「解き方をパターン化して覚えるんじゃない。

このタイプだったらこれって、思ってるならダメ。

よくパターン演習っていう言葉があるけど、

君たちの実力でそれをやれば、才能が潰れる。

君たちはそういう対策をやりかけていた。

だから、今回の問題が解けなかった。

”小さい”っていわれたら引く、

”分ける”っていわれたら割る、

そんな認識に乏しい算数の解き方に似ている。

君たちはそうやって算数を解いてきていない。

だから、方程式もしっかりとした理解に立脚して

矮小化した捉え方をしないようにしてほしい。

それじゃあ西高に受かっても、西高のトップには

君臨できないよ。解けたらいいっていう甘さや、

今できている数少ない問題に安心している甘さは捨てよう。

まだ深い理解にたどり着いていない。

夏休みはもっと丁寧に思考プロセスを吟味しよう。

文字式はもっと”形あるもの”なんだ。」

 

多少突き放しても、ぐいぐいついてくる感じが

とても面白い学年です。

 

 

しかし、1学期の序盤、計算だけしていた頃は

この子たちは目の輝きの一つもありませんでした。

 

「つまんない、簡単すぎる、淡々としている・・・」

 

「こればっかりは仕方ない。そして、手を抜いてもいけない。

毎週必ずつまらなくても、つまらない課題を出す。

全部正解できなければ身についていないということ。

つまんないことをやめたきゃ常にそれを全問正解にしたらいい。

先生も呆れかえってその課題を出すのをやめるだろう。」

 

そして、今全国最難関クラスの方程式を前に、

水を得た魚のように思考をしまくり、

「スゲェ、こんな世界があったのか!」って、

楽しそうに過ごしています。

 

 

アホみたいに難しい方程式を1問載せてましたが、

ほとんどの子が正解していたのが驚き。

しかし、公立中レベルの問題での初歩的なミスが・・・

それはいらないやつだよ・・・変な子たちだ^^;

 

なんだかなぁ・・・と、不思議な気持ちで

彼らの結果を見守る日でした^^;

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ