本日は、中1へ向けて世界地理アジア州の小テストを実施しました。
この子たちはいつも学校で全力で授業を受けて、部活もやってきているので、私がペラペラ喋るだけの授業だと集中力が散漫としてしまうので、理科社会はあえてほとんど授業はしてません。その代わりに、小テストで私の伝えたいメッセージ、学習の切り口をしっかりと伝え、教科書を理解するっていうのはどういうことなのか、を常に伝えるように努めています。
20点満点ですが、10点でも8点でもとりあえずはいいのです。どんな切り口で、どんなことを教科書から学び取っていけばいいのか、それを理解して授業に役立ててほしいと願っているのです。先生は、一体何を基準に問いを作っているのか、それは学習においてどんな意味を持つのか、演習と解説の中で掴んでほしいと思っているのです。
今回のテストは、教科書の太字や脇にある資料を軸に私が作りました。それが聞かれていると悟られにくい形で。必ず理解しておかなければならないものは説明問題を、知識として定着しておかなければならないものは選択問題や一問一答形式の問題を。そして、解かせた後に教科書の確認をさせます。
中1の学習に対して、最も苦労するのは疲れと集中力の問題です。みんな疲れていますが、それでもやらなければ学校教科書が疎かになります。教科書の読み方が整ってくれば、学習にかける手間が減り、手放しに休める時間も増えていきます。
今回の小テストの一例ですが・・・
「乾季と雨季は、それぞれ夏と冬のどちらに訪れるか、気体の対流の視点から読み解き、推論せよ。」
この問いを受け、
「ただ表面的に教科書の絵を見て覚えてようとしていましたが、確かに小4の時の対流の考え方で、空気の動きが分かります。これって覚えることじゃなかったんですね。もっとちゃんと教科書を読んで、考えないと・・・。」
なんていう感想が出てきて、ヴェリーグッドです。というか、この問いでしっかり考えてくれる生徒に恵まれてるっていう考え方もありますが、実際小6で小4理科も相当な量で復習してきましたし、努力してきた子どもにだけ響く指導っていうのも間違いなくあります。
覚えることは、家でできるし、やれる生徒たちです。だからこその対応というのもあります。中1たちは、こんなに野心的なのに、常に不安でいっぱいだそうです。意識が高いというか、緊張が張り詰めすぎてバーンアウトしてしまわなければいいなと思うのですが・・・本当に頑張ってます、中1たち。
0コメント