仲良く通う、小学校5年の女の子たち。学校は違いますが、毎週お互いに会うのを楽しみにしているようです。
今日は理科のテストから。植物分野。根・茎・葉のつくりについて。今回は絶対に満点を取ってもらおうと思って、相当回数を重ねて演習をしてきました。自宅で問題集を2周。塾でトレーニング問題を3周、基本問題を1周、最終チェックでテキストに線を引きながら見直しを1周。からのテスト。満点取れなければおかしいくらいに用意周到に演習を取り揃えました。
「勝負してみる?二人とも満点なら二人とも勝者ってことで。」
仲良しゆえ、勝敗を決したくないというのがうちの塾の脆さでもあります。しかし、緊張感がないところに成長もないというのも事実です。
周到に見直しをする様は、受験生の面影がありました。そして、出揃ったテストは二人とも満点の結果でした。思わず二人でガッツポーズとハイタッチ。この快感が絶対に必要なのです。
多少授業進度が遅くなっても、この時期に乱暴にしてはいけないのです。一つ一つの対策の仕方から手ほどきして、何をどこまでやったら理解したと言えるのかを丁寧に理解してもらい、完璧に身についたという確信を得て、結果まで出すという経験の積み重ねが、必要なのです。自分で学べる習慣が身についたら、どうせ自然と授業ペースは上がってくるものですから。
「6年生になったら、ここまでの演習を家でできるようにしてほしい。先生はテキストの7割しか教えないから、残り3割を自分で学んでくるのがこの学年のスタイルだ。結構やりこまないと満点には決してならない。自分でどんどん学び取っていこうという気持ちを3ヶ月くらいかけて育てていってほしい。教えてもらうのを待っていてはいけない。自分でやってきたから、教わることはほとんどない。新しいことがあるなら教えてみろっていう気持ちで学んでほしいし、自分でやってみてどうしても分からないところは素直に質問するという、ごく自然な学習のリズムを作ってほしい。」
難関受験をしないなら必要のない演習も、彼女らは難関を志望する故に曖昧な定着は許されません。冬休みは、特に算数・理科をシゴキまくるので、覚悟していてください。
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