中学生が英語と戦っている傍ら、小学校5年生も随分戦ってきました。先日、社会のテスト範囲を指示し、やってもらったのですが、あまりに対策が甘く私から説教を受けたグループでした。
そして、テスト。一人はノート8ページにわたって演習を繰り返してきており、かなり完成度の高い状態できていましたが、もう一人は「そんなに●●ちゃんがしてきていると思わなかった・・・」とミスを頻発。私から、28枚にもわたる反省課題を課され、1日で処理しなければならないという状況に至りました。
そして、今日抜き打ちでその範囲の再テストをしました。二人とも見事に満点を決め、ハイタッチして喜んでました。当たり前のように、自然と知識が頭からホイホイ出て来るのが面白かったようで、その時に私は伝えました。
「本試験を受けていても、ちゃんと対策をしてきている人にとってはその試験を面白く思えるものだよ。やばいとか、冷や汗かきながら掴んだ合格も同じ合格だけど、余裕で楽しく受けて上位合格した生徒と肩を並べることになることを想像してほしい。君たちには、合格後も上位でいてほしい。学校が楽しいかどうかの重要なウェートを占めるのは、勉強についていけるかどうかだ。勉強を楽しく思っているかどうかだ。だから、勉強ができるっていうのは大切な要素の一つなんだ。うちの塾は人数が少ないから、上位とかない。満点以外に目指すものはないんだ。」
私は、本来は何もかも教えるより、無理やりゴリ押しで身につけてきた知識に意味を与えて、そういう面白さもあったんだと気づいてもらいたいと思う指導スタイルです。だから、基本が予習型ですし、読んで理解して、あわよくば自学できる教材を選択しています。
まだまだ5年生たちには甘いところもたくさんありますが、少しずつ自分で学習していくということが身につきはじめていて、人を育てるというのはすぐには上手くいかず、伝え続けることが大切なのだと身にしみて感じているところです。
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