未だに中1のここら辺が曖昧模糊としていましたので、今日は急遽実力テストの範囲ということもあって、北アメリカのを。
アメリカ南東部はプランテーション農業の名残から綿花生産が盛ん。昨今は農作物の種類が多様化。五大湖付近は冷涼な気候であり、酪農。緯度的には日本でいう北海道くらいだから捉えやすい。中央平原付近は混合農業地帯。プレーリーの付近は小麦。穀倉地帯はセンターピポットによって特に雨量が少ない地域は効率化を図る。プレーリー以西〜ロッキーの乾燥地帯は放牧。フィードロットによって牛を最終的に太らせて出荷。西海岸は特有の気候により、地中海式農業。
こんな感じで上の内容を膨らませながら授業を進めていきました。生徒は「おおー!覚えやすい!ていうかもう満点にできます!」って言ってましたが、これ、全部教科書に書いてあることですからね、基本的に。教科書の読みの甘さと、あまりにも地理的な考え方が欠落したまま覚えようとだけしている様を批判しました。
とくにアメリカは適地適作が企業的農家によって進められており、各地の農業は意図があってその配置になっています。地理を本当に地理として学習していきているか否かの一つの指標ともなる地域なのです。
「問題集をただ暗記するんじゃなく、なぜなんだろうっていう視点を絶やさないこと。調べようとすればいくらでも調べられる。理由のない地理をしてはいけない。これからも納得しながら、予測を立てながら地理という教科を楽しんでいくためにはね。」
他にもやることは山積しており、特に理系軍団の社会と英語には苦戦を強いられていますが、ただ膨大に解いて量で解決するという作業化に陥らないよう、”視点”を常に持って学習してほしいと思い、今日はそのことを伝えていきました。
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