「先生は中学受験したの?」

 生徒からそう聞かれました。自分には、中学受験をした記憶はありません。改めて、私の小学生の時に塾で受けてきた指導について、少し話をしてみようと思います。

 

 私が小学生の時に使用していた教材は『標準新演習』。一般的な標準テキストです。もともと個別の指導塾からスタートして、講師が育ち、生徒数が増えた段階で集団に切り替わりました。使用していた模試は、多分統一模試。記憶は定かではありませんが、おそらくエデュケーショナルネットワークの標準カリキュラムに準拠していたものだったと思います。

 また、小4から同時進行で英語の指導を受けていました。小4の時からフォニックスやペンマンシップをやり、途中からNewHorizonを使用し始め、小6の時には当時の中2に混じって英語の授業を受けていた記憶があります。何かよく分かりませんが、英語ってこういう指導スタイルなのかな?って訳も分からず指導を受けてきました。変な喋り方をする男の先輩一人と、妙に絡んでくる女の先輩二人と共に、毎週指導を受けたのです。英語はすごい好きでした。好きすぎて、中学上がってからの自学ノートは英語ばっかりでした。先生もよく私のそんな方針にいちいち目くじらを立てず、ただ合格印を押してくれたな・・・と、今でも担任には感謝してます。

 ここまで話すと、とりわけ中学受験をするというのに特化したカリキュラムでの指導は受けてきておらず、先生も特別な用意で以て私に特殊能力のような文章題解答能力を指導したということもありません。

 

 親からは、弘学館の話を聞いたことはありました。それ以外の学校は聞いたことなかったかな?受けてみるかと聞かれたり、塾の先生と相談する親の話もぼんやりながら聞いた記憶がありますが、ぜ〜んぜんピンときてなかったのが実際です。ピンときてれば受け答えまで鮮明に覚えてるはずですから。また、私は当時精神的に未熟だったので、公立でトップを目指すという方針で固まり、そのまま指導を受けました。

 

 

 そう、私は中学受験をしていません。そのことを後悔しているかというと、後悔もしていません。自分は、鼻から中学受験をする意識もなかったからです。家にさほど経済力がないのも知ってましたから。しかし、羨ましいとは全力で思います。全力で!です。

 私の幼少期に、私がいてくれ!って今でも思います・・・切実に。そうすれば、私の未来は多少なり変わっていたと思います。

 

 つまらない話ですけどね・・・。

 


kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ